楽天モバイル回線エリアは嘘と感じる理由とその仕組み
楽天モバイルの回線エリアマップは公式サイトに掲載されていますが、エリアマップ内にもかかわらず、
- 「楽天モバイルが繋がらない」
- 「東京のど真ん中でも圏外になったりする」
- 「楽天モバイルって嘘ついてるんじゃない?」
という声が多数あるので、真実をお伝えします。
楽天モバイルのエリアマップは嘘?
マイネ王のとあるスレッドにこんなことが書かれていました。
エリアマップでは完全に5Gエリアなのにアンテナ直下で測定しても4G表示!エリアマップどうなってるの?
通信に詳しい人でなければ嘘と思ってしまっても無理はないかと思います。
エリア内でも繋がらないから嘘と思ってしまいますよね。
実はエリアマップの作り方が分かれば真実が分かるので、下記で説明します。
エリアマップの作り方
楽天モバイル公式サイトでは、上記のような通信エリアマップが掲載されています。
通信事業者が通信エリアを作る時にはどのように作るのかです。
計算して論理的にマップを作成している
楽天モバイルが設置した通信基地局の位置から、「半径何メートルまでは届くだろう」という計算を基に作成しています。
障害物や屋内環境までは完璧に考慮されているわけではない
その計算上では障害物が考慮されないことが多いので、どうしても電波が弱まってしまう部分が出てきてしまいます。(さすがに大きい障害物は考慮されることはありますが)
基本的に、弱まった部分同士は近くの基地局同士でカバーし合うのですが、楽天モバイルの基地局数は少ないので、カバーしきれていない部分も出やすいです。
屋内にいる場合もそこまで考慮されているわけではありません。
その結果、「エリアマップ内なのに繋がらない」ということが他キャリアよりも多く、エリアマップの表示が嘘なんじゃないかと思われるのだと思います。
公式サイトの注意書きを見ると作り方がよりイメージできる
公式サイトのエリアマップのページに書かれている注意書きを4つ抜粋します。
(分かりやすそうな部分のみにしています)
5G通信は電波の性質上、4G LTEと比べて屋内への電波が届きにくいため、サービスエリア内であっても5G通信のご利用ではなく、4G LTE通信となる場合あり。
5Gは屋内で届きにくいので、エリア内でも通信できないことが起きますよね。
サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
これがエリアマップの作成方法です。
「数値判定」は基地局の送信電力等からどこまで届くかが計算された結果です。
だから、実際の電波状況と異なるんです。
ご利用いただく機器や利用環境(建物の中・地下・トンネルなど電波の届かないところ)により利用可能なサービスエリアが制限される場合があります。
特に地下にいる場合は、よく電波が届かなくなりますよね。エリアマップ内でも明らかに電波が届かなくなります。
電波の性質上、電波状態は刻々と変動します。携帯電話に表示されるアンテナマークは目安としてご利用ください。
電波は雨の影響も受けますし、車が通っただけでも影響を受けます。
つまり、電波状況をリアルタイムで考慮した完璧なエリアマップを作成することは不可能なため、計算に基づいた論理上のエリアマップでしかありません。
嘘と言えば嘘になります。(これは仕方がない嘘です。)
基地局が増えてくれば繋がりやすさはどんどん改善される
楽天モバイルは通信基地局が少なく今は繋がりにくいですが、徐々に改善されていく見込みです。
もちろん、プラチナバンドを持っておらず電波が届きづらいのが弱点ではありますが、問題なく使えるエリアでは使い放題しても3,278円と言うのは心強いです。
基地局が整備され、プラチナバンドを手に入れた時、楽天モバイルは繋がりやすくなると思います。
問題なく使えるエリアが生活圏内の方は、ぜひ楽天モバイルを契約してみてくださいね。
楽天モバイルの繋がりにくい理由についての詳細は下記記事をご覧ください。